2007年05月03日

アイスクリーム屋さんで昼ごはん

French Traditional Sandwich 月曜日は私もパトリックも在宅勤務なので(って、私は授業がないのでパトリックのアパートで論文を書いているというだけですが)、一緒にお昼を食べます。私が家で簡単なものを作ることもありますが、気分転換も兼ねて外に出ることもよくあります。つい先日も、ラーメンを作る予定だったにもかかわらず、あまりにすばらしいお天気に誘われてふらふらと外に出てしまいました。冬が長いシカゴに住んでいると、花盛りの春の嬉しさが倍増してしまうのです。それで行ったのが、近くのアンダーソンヴィルにあるスウィート・オケイジョンというアイスクリーム屋さん。といってもアイスクリームをお昼に食べたわけではありません。でもその前に、アンダーソンヴィルそのものについて少し。

このアンダーソンヴィル、昔はスウェーデンからの移民がたくさん住んでいたとかで、スウェーデン文化を紹介する小さな美術館があります。(大きなスウィーディッシュ・ベーカリーもありますが、そこのパンはいまいち...)今はスウェーデン人以外の人もたくさん住んでいます。メインストリート沿いには、アメリカには珍しく個人経営のかわいい雑貨屋さんやアンティークショップ、家具屋さんや服屋さんが並び、同じく個人経営のベーカリーやカフェ、レストランもたくさんあって、ウィンドウショッピングをしながらうろうろ散歩するには絶好の街です。メインストリートから一本入ると打って変わって落ち着いた住宅街で、緑も豊富な、とても良いところ。政治的にはとてもリベラルな街で、ゲイをサポートするレインボーカラーの旗があちこちにはためいていたり、フェミニストの読書会を主催する書店(Women and Children First)があったりします。去年私がフェミニズム理論のコースを取った時も、十冊ほどあった教科書はここで買いました。チェーン店の浸食を地域全体でなんとか防ごうという努力もしているようで、地元のコーヒーショップに行くと、オーナーが反スターバックス理論を滔々と語っているのに出会ったりもします。こういうふうに、コミュニティーに密着した政治意識が、生活の一部のようにして存在するのって良いなぁ、と思います。コミュニティーの意識が希薄な都会に住んでいると、余計にそう思います。

とまあそんなわけで、アンダーソンヴィルは私とパトリックのお気に入りの街の一つなのです。それた話題を元に戻すとして、月曜のお昼にいただいたのは、アイスクリームならぬサンドウィッチ。スウィート・オケイジョンでは、ちょっと気の利いた、新鮮野菜たっぷりのヨーロッパ風のサンドイッチが食べられます。私がいただいたのは、フレンチ・トラディション。
半分に切ったバゲットに、ジューシーなトマトの薄切りとシャキシャキの葉もの野菜を敷き詰めて、その上にハムとクリーミーなブリーチーズがどんっ!と載っています。(バゲットの間には入りきらなくて、本当に「載って」いるのです。笑。)決めてはチーズの上にぱらりとかけた万能ネギの小口切りと、碾きたてのブラックペッパー。バゲット自体もかなりおいしくて、野菜もたっぷりで、大満足のお昼でした。ちょっと欲を言うなら、ハムとブリーをもう少し減らしてもらっても良いのだけれど(どちらも塩が強いので、たくさん食べるとしょっぱくなりすぎてしまいます)、そこはそれ、アメリカなので量が多いのはしょうがないのかも。

油もの大好きのアメリカ人たるパトリックは、パニーニをオーダーしました。恐るべきその名もクラーク・ストリート・メス(Clark Street Mess)。 Clark Street Mess 名前からしてどんな油っぽい、健康に悪そうなものが出てくるかと思いきや、出てきたパニーニは意外とあっさり。野菜が全く入っていなくて、ハムにコーンビーフにチーズ、というあたりはやっぱりアメリカなのですが、そこらのレストランで出てくる、かじると油がじゅっと染み出してくるようなパニーニに比べるとかなり許容範囲内でした。グリルしたパンはかりかりで、とろけたチーズとの相性は抜群。マヨネーズが小さなカップに入って出てくるので、使いたくない人は使わなくても良い、というのも嬉しいところ。(パトリックはちゃっかり使ってましたが...だから太るのに!)

このスウィート・オケイジョンは、おとなりのウィスコンシン州に本拠地のあるチョコレートショップ・アイスクリームという会社のアイスクリームを売っていて、夏になると朝から晩まで(ってこともないですが)家族連れや、子供なんかいないけどアイスクリームは大好き、というオトナコドモたちで大繁盛です。(アメリカでは大の男がアイスクリームをなめながら道を歩いていても平気です。マッチョなお国柄かと思いきや、意外とかわいいところもあるようで。)日本ではバスキンロビンスの31アイスクリームや、スーパーで買えるものになるとハーゲンダッツが有名ですが、私はこのチョコレートショップ・アイスクリームのほうがずっと好きです。変な着色料を使っていないところも好感が持てるし、なんといってもクリーミーさが全然違います。アンダーソンヴィルに行く機会があれば、ぜひここのサンドウィッチかアイスクリームを試してみてください。(アイスクリームは、味見OK。"Can I try this one?"と言って試したいのを指差すと、スプーンに取って渡してくれます。)

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Sweet Occasions
5306 N. Clark Street, Chicago, IL
773.275.5190

Posted by Yu at 2007年05月03日 12:50