日本にいた時には大して好物でもなかった、人形焼きや紅葉饅頭系のおやつ。シカゴにいて「売ってない!」と思うから余計に食べたくなるのか、時々無性に恋しくなります。郊外のミツワまで行けば売っているのですが、冷凍の物は冷凍庫焼けしてぱさぱさになっていることがよくあるし(桜餅なんか端っこが化石化していたことも...)、常温保存の袋に入った物はやっぱり屋台の焼きたてにはかなわないし、で、あまり買っていませんでした。が。この間行ったH Martの冷凍コーナーの片隅で、見つけてしまいました。
こちら。韓国にもこんなお菓子があるんだ、と、そのとき初めて知ったのですが、タコ焼きより少し小ぶりなくらいのサイズの小麦粉ベースの皮に粒あんがギッシリ詰まっていて、その中に胡桃が丸ごと一個ごろんと入っています。皮が薄すぎず厚すぎず、中のあんこも小豆の香りが馥郁としていて、とっても美味しいんです。私は特にナッツ好きではないので、胡桃は入っていなくてもいいくらいなんですが、よく見るとこの丸い形といいサイズといい、胡桃の殻の中に実が入っているという状態をイメージして作ってあるみたい。さすがアジア人、芸が細かい!
ニューヨークの韓国系の食品会社が作っているものなので、冷凍ではあっても日本から来る物よりは新鮮なのではないかと。これを冷凍のままオーブントースターで400度(華氏です、もちろん。摂氏だと200度くらいのはず。)くらいでちょっと焼いて食べると、まるで屋台の焼きたてをハフハフ行く感じでたまりません。冷たい麦茶にも、渋めの緑茶にも合います。(ただし火傷に注意ね。)今もこれを書きながらおやつに二つ。いかんなぁ...
Continue reading "韓国版・人形焼き(胡桃だけど)"バナナ嫌いの私にバナナを一本遺してペンシルヴェニアの実家に帰ってしまったパトリック(いや、別に喧嘩をしたわけではなく)。台所のカウンターに一本だけ、日に日に忌まわしげな黒い斑点に覆われて行くバナナを見ながら悶々としていた私ですが、さすがにこのまま放っておいてもパトリックが帰ってくるまでには腐ってしまうだろうと観念して、バナナケーキにしてしまうことにしました。バナナケーキになっても「大好き!」というほど好きではありませんが、生のままよりは食べられるので。
この赤と青のなんとも愛国的なケーキカップ、シリコン製です。アメリカ人はなんでも赤白青の星条旗から取った色のものを使いたがりますが、これもどうやらその一例。(ケーキの型が赤白青ならともかく、ケーキそのものまでこの三色に染めてしまったりするので、日本人の私が見ると美味しくなさそうだったりもするんですよね...今時こんなに色紅ラブな人々も珍しいんじゃないかしら。)このシリコンカップ、何度も洗って使えるので使い捨てのアルミカップよりも地球に優しいし、一度に焼ける数の決まってしまうステンレス製のものに比べて使いやすいかな、と思い、買ってみました。サイズも、こちらでスタンダードらしきマフィンパンに比べて一回り小さめで、食べ過ぎの気になる私たちには最適。ところが!地球に優しいシリコンカップには裏がありました。
これ、めちゃくちゃ洗いにくいんです。紙のカップケーキの型みたいな雰囲気で細かく波打った縁の部分。かわいいポイントなんですが、ここに生地が詰まる!そして詰まった生地が生半可にスポンジでこすっただけでは取れない!よっぽど古い歯ブラシでも出してこようかと思いましたが、ゴムみたいに弾力のある型なので、これを表裏ひっくり返す感じで内側を外側に向けて洗うことでなんとか解決。しかしこのひっくり返す作業がまた曲者で、洗剤の混ざった水が撥ねる撥ねる。一体何度洗剤が眼に入ったことか。水鉄砲並みです。やっぱり表面がつるつるのシリコン型にしておけばよかった、と後悔。でも、こういうことって使ってみないと分からないんですよね。地球に優しいのはいいけど、私にも優しくしてくれー!と吠えたかった今日でした。
できたバナナケーキはおいしかったですよ。焦げたレーズンが(爆)。
Continue reading "シリコンカップの陰謀"日本ではもう「そう言えばそんなものも流行っていたっけ」というくらい昔の話かもしれませんが、私はつい最近知った、なんちゃってキャラメルの作り方があります。普通ならお鍋で溶かして焦げ目をつけたお砂糖に生クリームをジャッと入れて、バチバチはねるのを鍋蓋で防戦しつつ戦々恐々と混ぜて作るキャラメルですが、このやり方だと恐いこと一切無し。なんと、コンデンスミルクを缶ごと2〜3時間茹でるんだそうで。考えてみれば、牛乳と砂糖でできたコンデンスミルクを加熱するわけなので、材料的にはキャラメルができてもおかしくはないのですが、なんとも眼からウロコなアイディア。面白そうなので(暇だし)、やってみました。
ラベルを剥がした缶を熱湯に入れてグツグツすること二時間半。取り分け用の大きなスプーンで缶ごと取り出し、しばらく冷ましてから開けてみると...
なんと驚き、中身はしっかりキャラメル色になっていました。鼻を近付けると、ほんのりキャラメルの香りも漂ってきます。味の方は、もう少しキャラメル特有の香ばしい香りがしてもいいかな、というマイルドなキャラメル味でしたが、2ドル弱の缶をことこと茹でるだけでできるんなら儲けもの。なにしろ一缶あるので、パンに塗ってバナナのスライスをトッピングしたバナナキャラメルトースト、なんて、普段なら絶対にやらない(一見)手のかかった朝ご飯を三日続けて食べてしまいました。それはそれでおいしかったのだけれど、パトリックと二人でトーストに載せて食べているだけではいつまで経ってもなくなりません。で、風呂ランタン...じゃない、フロランタンを作りました。
一番手の掛かるキャラメル部分はもうできているので、生地を混ぜて二度焼きするだけ。手際の悪い私でも30分ちょっとで出来上がりです。子供の頃から、母が時々作ってくれたり、近所のケーキ屋さんで買って来てくれたりしたフロランタンは大好きでしたが、こんなに簡単にできるなら自分でもちょこちょこ作ろう、と思ったりして。出来上がりをつまみ食いしたり、今日の朝ごはんに食べたりして、残りのほとんどは今晩からフィラデルフィアの実家に帰るパトリックに、お土産に持って行ってもらいました。むこうに着く頃には半分くらいになっていたりして(笑)。
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ちょっと粉について。普段はバーモント州に本拠地のあるKing Arthurというブランドのなんでも粉(All Purpose Flour)を使っているのですが、なんでも粉は日本の薄力粉に比べるとグルテンが多いということを最近知り、納得。ちょっと混ぜすぎるとすぐにさざれ石が巌になったごとくの焼き上がりになってしまうのはそのせいだったのか。で、なんでも粉より少しグルテンの少ないペイストリー・フラワー(Pastry Flour)というのを買って来て、それで焼いてみました。ふわふわさくさくのパイ生地を作るための粉らしいのですが、サブレにもばっちりでした。これよりさらにグルテンの少ないケーキ専用粉(Cake Flour)もありますが、少なくともサブレ・フロランタンにはペイストリー・フラワーがいいようです。アメリカでケーキやクッキーを焼いていてうまくいかない方、試してみてください。
引っ越しの合間にこんなことを...
「妄想代理人」というアニメに出てくる癒し系キャラ、マロミちゃんです。このアニメ、アニメおたくのパトリックの勧めで見たのですが、現代日本の「病巣」まで行かなくてもちょっとおかしくなってきちゃっているところをこれでもか、と見つめた作品で、凄みがありました。引きこもりとか、少し病的に「癒し」を求める風潮とか。日本ではどんな反響があったんだろう、と思います。パトリックは「博士論文が十本くらい書けそうな濃い内容だ」と評していましたが、それも当たらずとも遠からずな感じです。でもまあ、そういう固いことは抜きに、マロミちゃんはかわいいので。パトリックのおたく友達(笑)がマロミちゃんファンらしいので、進呈しようかな、と思っています。(ただ単に物が増えるのが嫌なだけ...作るのは好きなんだけど...笑)
ちょっと前の話ですが、この方のブログ経由でル・クルーゼで作る簡単プリンのレシピを見つけて、その「超」のつく簡単さにノックアウトされて作ってみました。お鍋にお湯を沸かして、そこに型に入れたプリンを並べ、三分沸騰させ、火を止めて二十分放っておくだけでできるんだそうです。ほんとかいな、というくらい簡単。保温性の高いル・クルーゼだからできるレシピ、なんて言われると、そんな大層なお鍋は持っていないけど、うちにある中で一番でっかいパスタ鍋でやってやろーじゃないの、と、生来の天の邪鬼ゴコロが疼きだす。
レシピでは普通のカスタードプリンだけれど、私は冷蔵庫に人参のココナツローストを作った残りのココナツミルクがあったので、それと生クリームで、こっくりココナツ風味にすることに。パスタ鍋からは熱がすぐ逃げるだろうことを計算して、五分沸騰、二十分放置という計画で行きました。そうしたらなんとまあ、本当にお鍋に入れて放っておくだけで、二十五分でクリーミーな滑らかプリンができました。ル・クルーゼじゃなくてもできるのさっ(笑)。でもこれは本当に驚き。湯煎焼きの手間がいらないのに簀が入らないし、何より早い。今まで作ったプリンの中で一番上手にできました。残った生クリームをゆるく泡立てて、メキシコの黒砂糖を溶かして作ってあった黒蜜をたらりと掛けると、なにやら本格的なエスニック味。おいち...
唯一問題なのは、沸騰したお湯の中にプリン液の入ったカップを降ろしていくという工程。ゆっくりと気を付けて、と思うともうもうと吹き上がる蒸気で手を火傷しそうになるし、熱さに負けて慌てて降ろそうとするとプリン液がこぼれたり、ぐつぐつ沸き立つお湯がカップの中に入りそうになったり、で、かなり大変でした。パトリックもかなり気に入ったみたいだし、この工程さえマスターすれば、プリンなんて毎日作っちゃよ、というくらい簡単なんだけどなぁ。(でも毎週くらいなら作ってもいいかも、と思うプリン好きの私。)
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